秋のダリアを長持ちさせる水揚げの方法
ダリア(Dahlia pinnata)は秋を代表する切り花ですが、水揚げが難しい花としても知られています。茎が中空のため、空気が入りやすく、水を吸い上げる力が弱まりやすい。正しい処理をすれば七日以上楽しめますが、何もしなければ二日で頭が垂れてしまうこともあります。
切り口の処理:斜め切りと湯揚げ
ダリアの茎は、水中で斜めに切ることが基本です。切り口の面積を広くすることで、水の吸い上げ量が増えます。ハサミよりも花切りナイフを使う方が、維管束を潰さずに切れます。
湯揚げも有効な方法です。茎の切り口を二〜三センチ、八十度程度のお湯に十秒ほど浸けます。その後すぐに深水(茎の半分以上が水に浸かる状態)に移します。この処理で、茎内の空気が押し出され、水の通りが改善されます。
水の温度と量の管理
ダリアは冷たい水を好みます。夏場は特に、水温が上がると雑菌が繁殖しやすくなります。花瓶の水は毎日替え、切り口も同時に少し切り直すと効果的です。
水の量は、茎の三分の一から半分が浸かる程度が適切です。深すぎると茎が腐りやすくなります。花瓶の底に少量の木炭を入れると、水の清潔さを保つ助けになります。
- 水は毎日交換する
- 切り口を二〜三日に一度切り直す
- 花瓶は清潔に保つ(石鹸で洗う)
- 直射日光と暖房の風を避ける
飾る場所の選び方
ダリアは温度変化に敏感です。暖房の風が直接当たる場所や、窓際の日当たりが強い場所は避けてください。室温が十五〜二十度程度の場所が最も長持ちします。夜間は涼しい場所に移すと、さらに寿命が延びます。
水揚げの方法は花の種類によって異なります。店頭でダリアをお買い求めの際は、その日の茎の状態に合わせた処理方法をお伝えしています。